THE SEAISLAND COTTON
シーアイランドコットン
2024.03.15
昨年から続く暖冬傾向で、春夏ものアイテムの活躍も例年よりも早まりそうですね。
全国の桜の開花宣言が聞こえるようになったこの時期に、今回は初めて春夏素材をご紹介させていただきます。
BATONER春夏コレクションの定番素材であるWest Indian Sea Island Cotton。
商品名にも今回の記事の英字タイトルにも「THE」が付いています。なぜ「THE」をあえて付けたかと言いますと、シーアイランンドコットンにも様々ありまして…
いわゆるコットンの源流にある“カリブ海に浮かぶ西インド諸島で育まれた本家本元の純粋なシーアイランンドコットンを使用している”という意味を込めております。
昨今では、コットン素材に関する技術の発達や物流経路の発展などによって様々な種類のコットンが流通し、品種改良によりハイブリッド種なども出回っている状況です。
最高品質の超長綿のひとつと言われるエジプシャンコットンの代表格GIZA、丈夫でしなやかなアメリカンコットンの代表格SUPIMA、などなど…それぞれに性格があり何が良くて何が悪いという世界ではなく、デザインの意図によって使い分けるのが正解なのかなと思います。
しかしながら、いわゆるコットンの最高峰とされ、カシミヤのような柔らかい肌触りとシルクのような美しい光沢を持ち、圧倒的な希少性の高さから量産向きではないと言われるカリブ海産のシーアイランドコットンに私は強く魅力を感じ、この上質な素材を使ってBATONERの定番を作りたいとう思いからこのシリーズを始めました。
本来、この素材の持つ突出した滑りによる肌触りの良さが魅力なのですが、日本の高温多湿な気候においては肌にまとわりつきやすくちょっと汗ばむシーズンには向かないなぁと感じる部分もありました。
そこで、その良さを消さずに心地よく着られるよう、糸に適度な撚りを加える事でサラリとしていながらも奥に滑りが潜んでいるような風合いに仕上げ、元々この素材が持つ上品な光沢感と濁りのないキレイな発色性を更に向上させました。
春のまだ少し肌寒い季節から、夏の暑いシーズンまで対応できる様々なゲージやデザインをご用意しております。
※撮影した商品は実際の色味に近づけてはおりますが、モデル着用画像と商品の色が多少異なる場合がございます。カラーはモデル着用画像ではなく各商品ページの画像をご参照ください。また、パソコン・スマートフォンでの閲覧という特性上、商品の画像が実際の色目と多少異なる場合がございますがご了承ください。