今回は最もシンプルでありながらとてもBATONERらしい定番のニットをご紹介させていただくのですが…

このシリーズは、こんな秋の立ち上がりから春先までのとても長い時間を共に過ごす事のできる、頼りがいのある“相棒”になっていただけると私は確信しております。

最初にお伝えしておきますと、今回のお話は長ったらしく少々マニアックなので最後までお付き合いいただけますと嬉しい限りです。

このニットの制作スタートは約7年ほど前。こんなニットが作れたらなぁという自分の想像から始まりました。

超ハイゲージで軽く、且つハイゲージの弱点となり得るへたりやすさ・シワになりやすさを克服した、ガシガシ着られて取り扱いのしやすい頼れるニット。

超ハイゲージである時点でロンTのように用途は幅広く、当然薄手なので、今のような秋口のタイミングから着られて、且つニットらしい佇まいのあるニット。

そして、気候やスタイリング、ケアの観点から活用度の高いニット。

3年ほど前からお客様に直接ご紹介する機会に恵まれてこの製品をご案内すると、ほぼ100%の方が納得してくださり、確信を得る現在に至っております。

あえてリブも排除したデザインなので、シンプルこの上ないが故に「これってニットなんですか？」と商品を見て疑われ、着ていただいてもなお疑われるというソリッドな商品ですが…

紛れもなく、いわゆる「セーター」です。

ニットをデザイン・企画する上で思っている事なのですが、ある一定の水準を満たしていればその素材の持つキャラクターを企画によって使い分けることも大事だと考えています。

誤解されがちなのが、クオリティが良ければその商品は良いと思われている事。もちろんそういった企画もあるし、よりストレートに伝わりやすいのでお客様が購入するキッカケにもなりやすい。

でも当然高いモノだったり、オーバースペックだったりもします。

そして、そういったものは得てして天邪鬼的にデザインとして伝わりずらい落とし込み方をしていることが多いので、見る人が見たら？？？なディテールやそぎ落とし方をしているように感じます。

ファッションを構成する要素として「素材そのもののクオリティ」という要素はとても分かりやすく大事かもしれませんが、私は、一見すると見た目としては静かだけれども作り手の工夫が強い（とあえて表現）モノに惹かれるので、その部分を尊重した製品をBATONERではデザインしています。

こういった様々な意味でも、このシリーズは編機の構造を存分に生かしつつ、その良さをデザインに落とし込んだBATONERらしさ満載のアイテムだと思っております。

長々と説明させていただきましたが…

ニットとカットソーの違いを説明しようとすると更に文章が長くなってしまうのと、このシリーズに関してはその個性があまりにも伝わりずらいと思ったので、まずは是非着てみてほしいとの想いからあえてこのように書かせていただきました。

仕事など普段使いはもちろんのこと、出張や旅行など様々なシーンでご活用いただける現代におけるサバイバルニット。

是非一度袖を通していただけたらと思います。

Men 32G SMOOTH WOOL CREW NECK
BN-24FM-022

BN-24FM-022　　▶︎ STORE

Men 32G SMOOTH WOOL DRIVERS KNIT
BN-24FM-023

BN-24FM-015　　▶︎ STORE

Women 32G SMOOTH WOOL CREW NECK
BN-24FL-015

BN-24FL-015　　▶︎ STORE

Women 32G SMOOTH WOOL ONEPIECE
BN-24FL-016

BN-24FL-016　　▶︎ STORE

Women 32G SMOOTH WOOL CARDIGAN
BN-24FL-017

BN-24FM-017　　▶︎ STORE

※撮影した商品は実際の色味に近づけてはおりますが、モデル着用画像と商品の色が多少異なる場合がございます。カラーはモデル着用画像ではなく各商品ページの画像をご参照ください。また、パソコン・スマートフォンでの閲覧という特性上、商品の画像が実際の色目と多少異なる場合がございますがご了承ください。