シグニチャーシリーズ…

名前の如くBATONERというブランドを象徴する商品であります。

世の中にたくさんあるであろうスーパークオリティーの梳毛そもうウール^(※1)を独自の解釈で進化させ、BATONERオリジナルのSOLID WOOLという糸を作り出し「ローゲージのニットは紡毛ぼうもうウール^(※2)でつくるものだ」という定説をある意味で無視して作りあげたこのニット。

私が考え得る奥山メリヤスの培ってきた技術と、ミドルゲージやローゲージニットが得意とされてきた山形ニット産地の特徴を表現するようなものにしたいと考え、現場で10年あたためていたアイデアをブランドのスタートと共に形にしました。

(※1)　コーミング加工されているため、繊維が一定方向に並び美しい光沢感を持つウール糸のこと

(※2)　コーミング加工をせず短い繊維を紡いで糸にしているため、膨らみがあり、温かみがあるのが特徴

思い返してみると結果論ではありますが、完全にセオリーを無視した作り方をしているので、ほぼ世の中に出回っていないような有りそうで無かったBATONER独自のキャラクターに仕上がっていると思います。

いわゆる超シンプルな畦編みのセーターなのですが、ニット特有の手法である減らし目・増やし目という編み方をニットブランドとして一目でBATONERと分かるような象徴的なデザインに落とし込みつつ、人体の厚みや曲線に沿うような立体パターンと融合させました。

もう一つのポイントはリンキングというニットならではの縫製。昔からあるこの当たり前の手法が今やとても希少になりつつある事実を踏まえ、我々の自社内で丁寧に作りあげる事もデザインの一つととらえました。

また、美しい梳毛でしっかりと度目を詰めて編む事で上品な光沢感が生まれ、且つきれいな編み目がしっかりと立ち、素肌に着ても大丈夫なほどに肌あたりもとても滑らかです。

さらに、ふっくらとした程良い厚みと適度な重さもちょうど良く、耐久性もある…

極めてシンプルにまとめあげたプロダクトではありますが、実はこういった拘りが本当にたくさん詰め込んであります。

デザインとパターン、縫製方法や素材へのこだわりなどこれら全てが合わさった結果とても心地の良い伸縮性が生まれるので、着てみると袖がスルっとスムーズに通り、ストンと体に収まるのが感じていただけるかと思います。

ブランドを始めて12年目になりますが、創設時から作り続けているこの製品は、毎年素材感やパターン・ディテール・カラーなどを変えたりしながらアップデートを繰り返していて、シーズン毎にこだわり抜いたカラーリングも特にチェックしていただきたいポイントです。

また毛玉にもなりにくく、ピリング試験において良いウールは通常1級～2級とされているところ、この製品は4.5級（最高は5級）という検査結果を取得しました。

そして最後にもうひとつ。

このニット、暖かいのにサラッとしているので昨今の暖冬傾向のこの時期にスウェットみたいな感覚で着ていただきやすいと思います。なにせ私自身が暑がりでTシャツの上にポロッと着たい派なので、そういう方にもおすすめできます。

つい長々と書いてしまいましたが…

まだまだ書いてしまいそうです…

伝えきれないのでこの辺でやめておきます。

奥山メリヤスという工場を体現するこのシグニチャーニット。

シンプルで飽きが来ず耐久性も抜群なので長くご愛用していただけると思います。

奥山

Men SIGNATURE DRIVERS VEST
BN-24FM-040

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Men SIGNATURE CREW NECK
BN-24FM-037

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Men SIGNATURE DRIVERS KNIT
BN-24FM-039

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Men SIGNATURE WASO CARDIGAN
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Women SIGNATURE CREW NECK
BN-24FL-026

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Women SIGNATURE HALP ZIP
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