

サンシャインカシミヤ
SUNSHINE CASHMERE
2025.10.17
年々進む温暖化の影響で秋が短くなり、今年も一気に冬が訪れそうな気配。
そろそろ今季の本命ニットを探し始めている方も多いのではないでしょうか。
この気候の変化もあり、最近は着回しのしやすい薄手のニットの需要がより高まっているように感じます。

一枚でも様になり、レイヤードとしても活躍する究極のニット。
しかも家庭で洗えるイージーケア。
そして驚くほど軽く、それでいてしっかり暖かい——。
目指したのは、超ハイゲージでありながら暖かい、まるで宇宙服のようなニットを天然素材で表現すること。


本来ニットは厚みに比例して暖かく感じるものですが、そのセオリーに当てはまらない“軽くて暖かい”ものこそ、多くの方が求めているものだと思います。
そんな理想のニットを作れたらいいなぁ、とかねてから思っていたのですが、それを実現するには“特別な素材”との出会いが欠かせませんでした。

「紡毛でありながら、極細の番手(太さ)で編んでも切れない強度を持つ素材」

2024年の夏。
そんな素材があるかもしれないという情報を頼りに、カシミヤヤギの生息地・内モンゴルを訪れました。

そこはカシミヤヤギが生息する北緯の中でも最東端とされる場所で、モンゴルの砂漠地帯とのイメージとは異なり、緑豊な大地がどこまでも広がっていました。
現地の方によると、この場所は日の出が早く日の入りが遅いことで日照時間が特に長く、ヤギたちが食べる草が豊富にあるとのこと。
そして長い時間日光を浴びて健康的に育つことで、繊維長の長い良質な毛が生まれるのだそうです。



その希少な原毛を丁寧に紡績することで、紡毛でありながら極細の番手を実現し、特殊な編み方にも耐えられる強度を持つ糸が完成しました。
そしてその特別な糸を、BATONER独自の“風を通さない特殊構造”で、32Gという超ハイゲージでゆっくりと編み上げていきます。
高密度な変則レイヤード編みを超低速で行うことでしなやかで弾力のある仕上がりになり、柔らかさだけでなく、ハリやコシまでも備えたこれまでにないタッチを実現しました。
ふんわりとした質感に美しいドレープが生まれ、上品な表情を見せてくれます。



実際に袖を通してみると、やわらかさや軽やかさの中に、この特殊な編み立てによる程よい弾力が感じられます。
生地には適度なテンションがあり、身体に自然と沿うような着心地に仕上がりました。
余計な厚みがないぶんシルエットはすっきりとしながらも、ふっくらとした温もりがしっかりと感じられるのも、この素材と構造ならではだと思います。
もちろん、目指した通り家庭で洗濯することも可能です。
ケアを重ねるたびに、さらに柔らかく、心地いい肌触りへと育っていきます。



空と草原が出会う内モンゴルの大地でこの素材と巡り会い、私が追い求めてきた“理想のニット”をついに形にすることができました。

自然とテクノロジーが融合した、新しいカシミヤ。
ぜひ手に取って、その軽さと暖かさをご体感ください。
これからの冬の相棒として、きっと心強い一枚になるはずです。
奥山

Men SUNSHINE CASHMERE CREW NECK
〈 BN-25FM-047 〉
Men SUNSHINE CASHMERE MOCK NECK
〈 BN-25FM-048 〉
Women SUNSHINE CASHMERE CREW NECK
〈 BN-25FL-038 〉
Women SUNSHINE CASHMERE MOCK NECK
〈 BN-25FL-039 〉
※撮影した商品は実際の色味に近づけてはおりますが、モデル着用画像と商品の色が多少異なる場合がございます。カラーはモデル着用画像ではなく各商品ページの画像をご参照ください。また、パソコン・スマートフォンでの閲覧という特性上、商品の画像が実際の色目と多少異なる場合がございますがご了承ください。





































